奥平 絵里子
奥平絵里子(古道具屋・tôk店主)
MOHEIMが人々の日常にどのように寄り添っているかを伝える「MOHEIM OWN STORY」。
古道具屋・tôk店主の奥平絵里子さんのストーリーをお届けします。
MOHEIM OWN STORY vol.4
—— MOHEIMのSTONEWAREを選んでいただいた理由を教えていただけますか?
たまたまここ一年くらい、70年代頃のストーンウェアを集めていました。磁器でも陶器でもない、シュッとしてるのにおおらかさや暖かさを感じるストーンウェアの魅力をしみじみと感じています。器って、その時の時代性が大きく反映されて生まれると思うんです。そこで、今の時代に作られるストーンウェアを体験してみたいと思い、選ばせていただきました。
—— 実際にSTONEWAREを使ってみての感想を聞かせてください。
ツヤのある表面にもわずかに不均一さの残る質感は、ストーンウェアならではの良さだと感じています。MOHEIMの器は、外側はざらざらと焼き締められた素焼きの状態、内側は艶のある釉薬がかかっていて、その質感の差も面白いですね。自然光が当たると、食材が本当にきれいに映るんです。土そのものに色を練り込んでいることで、器全体が同色にまとめられているところもすごく好きです。
—— MOHEIMが実現したかったテクスチャや色味を魅力に感じていただいて嬉しいです。ほかにもSTONEWAREについて感じたことはありますか?
PLATEはトレーのように、TUMBLERはお茶にも小鉢にも…と、使い方をこちらに委ねられているような、中間的なニュアンスを持つ形だと感じました。
—— インテリアアイテムを選ぶとき、大切にしているポイントを教えてください。
余計なことを考えず、直感で欲しいと思ったものを買っています。買う時には、他のものとの調和は考えません。個々に選んだものが集まることで、自分らしいインテリアが見えてくると信じています。
—— 空間を作る上での「自分らしいインテリア」の具体的な例を、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?
真っ白な新しいスチール棚にアンティークの木のボウルを乗せるなど、素材同士の違和感というか、コントラストをつけることが楽しいです。古道具の仕事をしているので、現代の暮らしにどのように古い物を取り入れるか、家の中は日々実験で物で溢れています(笑)。
—— 日々の「実験」が楽しそうです。ちなみに、MOHEIMのアイテムで他に気になるものがあれば教えてください。
いま使っているSTONEWAREはピンクで統一しているのですが、他の色も使ってみたいです。潔いシンプルさがかっこいいTIN BOXも気になります!
Profile
奥平絵里子
Eriko Okudaira
古道具屋・tôk(トーク)店主
物の良さが引き立つ組み合わせ、新と旧の両方が交わるインテリアの楽しみ方を日々模索中。