GOBLET
長くない脚と絶妙なサイズ感で、飲みものだけでなく、スイーツのサーブにもぴったり。カラーは好みや気分で選べる5色を用意しました。毎日活躍しそうな愛らしいグラスは、いつものドリンクもちょっと特別なものにしてくれます。
GOBLETのコンセプトや込められた思い、そして形になるまでをデザインした竹内茂一郎に聞きました。
好みや気分に合わせて選べる5つのカラー。
コーヒーやビール、デザートカップにも使える絶妙なサイズ感。
やさしい曲線がアイコニックで愛らしく、
短い脚のころんとしたフォルムは日常使いにぴったり。
いつもの飲み物を、ちょっと特別なものにしてくれます。
日々使うたびに気分をちょっと上げてくれる―
暮らしにささやかな贅沢をもたらすGOBLETです。
PRODUCT STORY Vol.15
—— GOBLETの商品化はいつごろから考えていましたか?
市場で求められるアイテムのリサーチやヒアリングは常に行っているのですが、2023年ごろに「ある程度たっぷりとドリンクが入れられるグラスがほしい」という声がありました。そのとき、新しいグラスをデザイン・開発しようと思い立ち「スタンダードなグラスを作るのもいいけれど、いつものグラスとは違う、ちょっとだけ特別に感じるような佇まいのものにしたい」という思いから、短い脚つきのゴブレットタイプのグラスにすることにしました。デザインが決まったのは、2023年9月ごろでしたね。
MOHEIMのラインナップに加わる前に先行して、BLUE BOTTLE COFFEEとのコラボレーションモデルが2024年6月にリリースされました。発売当初より大変好評で、とても売れ行きがいいそうです。

—— GOBLETのデザインに込めた思いやコンセプトは?
「繰り返し使ってもらえる、テーブルに欠かせない存在となるようなグラスを作りたい。そして、そのグラスを使うことで、毎日の暮らしでちょっとした贅沢を味わってもらいたい」
そんな思いからGOBLETは誕生しました。
ワイングラスのような長い脚(ステム)のものになると、飲みものを選んでしまいがちですし、頻繁に使うことをためらってしまうことがあると思うんです。
GOBLETは、気取らずに日常使いしたくなるグラスにしたい、そして、注ぐものを特別にしてくれるようなデザインにしたい、ということを考えました。さらに、デザートカップにして使ってもかわいいフォルムとサイズ感であることも特徴です。
もう一点、大事なポイントとなったのはグラスの容量です。満水でだいたい355mlと、ドリンクを多めに入れられる大きさにしました。使い勝手から考えるとちょうどよいサイズだと思います。

—— このフォルムとデザインのグラスは、いままでありそうでなかったように思います。上部のグラス部分とステムから下の部分が一体のグラスになっているところがユニークだなと感じました。
おっしゃるとおり、このGOBLETのようなグラスはユニークだと思います。私もいろいろとリサーチしましたが、このサイズ感で同様のシルエットのグラスはなかなかないのではないでしょうか。ビールグラスだとステム部分もグラスと一体になっているものはあるんですが、高さも大きさもあって、容量が650mlを超えるようなものが多いですね。
飲みものを入れてテーブルに置いたときに美しく見えることを第一に、場を引き立たせる「存在感」も演出するシルエットを意識してデザインしました。
ステム部分にも液体が入ることで、特徴的なシルエットが自然と浮かび上がるんです。特に、clearやsmokeのカラーのGOBLETは、注いだものがグラスのフォルムを描き出すように見えますね。ステム部分を無垢で作ることもはじめは考えていましたが、最終的にこの部分が空洞になったことはデザイン面でプラスになったと感じています。


—— このフォルムのメリットはほかにもありますか?
GOBLETはワイングラスやブランデーグラスでもおなじみの、飲み口(リム)に向かって口すぼまりの形状になっています。この形にすることで、香りが外へ逃げにくくなるのと同時に、液体が空気に触れる面積を調整し、香りをグラスの中にとどめておく役割も果たします。つまり、飲みものの香りを楽しむための形状と言えますね。
この形を踏襲したGOBLETは、ワインやビールの香りや、コーヒーのアロマを楽しむのにも最適だと思います。
グラスの厚みは、口当たりの心地よさを考慮して、薄すぎず厚すぎない約2mmに仕上げました。日々ヘビーユーズしても気負いなく使える厚みだと思います。そして、耐熱ガラス製で、電子レンジ、食洗機も使用OKなのも、毎日使いたくなる嬉しい特長ではないでしょうか。


—— カラーは全部で5色ですね。どこか懐かしさも感じる色だなと感じます。
あえて誰にとってもなじみのあるカラーにしました。どの色をとっても、昔からどこかで見たことがあるような色味だと思いませんか? amberやgreen、cobaltなど、流行に左右されず、時代を超えてガラスの色としてずっと愛される色ではないかと思います。個人的には、amberやcobaltは昭和の喫茶店の趣を漂わせているな…と感じます。
モダンで現代的なシルエットやフォルムが、普遍的なグラスのカラーと掛け合わさったときの面白さ、新しさを生み出しています。
同色で使うのもいいですが、色違いで合わせてもしっくりと調和して素敵ですので、自分好みの組み合わせを見つけてもらえると嬉しいです。

—— このユニークな形はどのように製造されているのかを教えてください。
職人が一つひとつ丁寧に「型吹き」という技法で仕上げています。加熱して柔らかくなったガラスを型に入れ、内側から息を吹き込んで成型する技法です。ただ、はじめから型に入れるのではなく、型に入れない「宙吹き」である程度のグラスの形をつくってから、GOBLETの型に沿わせて型吹きをして仕上げていきます。職人さんが一つひとつ丁寧に作ってくれるところを見ると、その技術に驚きつつ、頼もしさや温もりを感じます。熟練の技と経験がないと絶対にできないな…と思いますね。

—— 開発で苦労したことなどはありましたか?
日本国内で製造できる工場はないか…とかなり時間をかけて探したのですが、電子レンジや食洗機でも使える耐熱性のカラーグラスで、GOBLETを量産できる工場は残念ながら見つけられませんでした。特に独特の形状が難易度を上げていましたが、手の届きやすい価格設定を実現することも重要でした。私たちは、たくさんの「譲れない条件」をクリアできる工場を見つけるまでは妥協しませんでした。
そして、GOBLETの生産を引き受けてくれた工場とは、品質についてのすり合わせを何度も行い、お互いに納得のいくまで話し合いました。MOHEIMのゆるぎない品質基準については「厳しい」という声もありました。しかし、工場側もクオリティが第一条件であることはしっかりと理解をしてくれ、こちらの細かな要望にも耳を傾けて応えてくれました。結果として、とてもよいものが仕上がったのでたいへん嬉しく思いますし、職人さんをはじめ製造に関わってくれたみなさんには本当に感謝しています。
—— GOBLETをどのように使ってほしいですか?
私個人的には、コーヒーやアイスラテにもぴったりのグラスになったと思うので、GOBLETがコーヒーブレイクを彩る存在になってほしいです。
ビールやワインなどのアルコールも楽しめるグラスですし、スイーツやデザートを盛りつけて至福のひとときに寄り添えるといいですね。
来客のときや、おもてなしの場でも華を添えるので、ゲストの方にも喜んでいただけるはずです。
あと、キャンドルホルダーとして使うのもいいですよ。

ギフトとしてもおすすめです。特に、ペアグラスとしてプレゼントするのはいかがでしょうか? MOHEIMオンラインストアのラッピングサービスを活用しながら、素敵な贈り物にしていただければ幸いです。
朝昼晩…と、毎日活躍するGOBLETで、いつものドリンクを少し格上げしてください。日々の暮らしに寄り添う、定番になる存在として、どんどん使ってもらえると嬉しいです。
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