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rareraw x MOHEIM - SWING BIN special collaboration model - 前編

2024年、MOHEIMが10周年を迎える節目の年、韓国のデザインブランド『rareraw』とコラボレーションをスタートさせ、これまでにない特別なモデルのSWING BINが誕生しました。

プロジェクトの経緯や開発における苦労まで、MOHEIMディレクターの竹内茂一郎とrarerawの担当者が語ります。
(前編)
rareraw x MOHEIM - SWING BIN special collaboration model - 前編

MOHEIMの最もアイコニックなアイテムである『SWING BIN』
「世界でいちばん美しいゴミ箱」とも評され、MOHEIMブランドの原点ともいえます。

2024年、MOHEIMが10周年を迎える節目の年、韓国のデザインブランド『rareraw』とコラボレーションをスタートさせ、これまでにない特別なモデルのSWING BINが誕生しました。

プロジェクトの経緯や開発における苦労まで、MOHEIMディレクターの竹内茂一郎とrarerawの担当者が語ります。

MOHEIM STORY

—— rarerawというブランドについて教えてください。

竹内
rarerawは、ミニマルな家具やインテリアプロダクトを中心に扱う韓国のデザインブランドで、スタイリッシュかつ機能的なアイテムの数々を生み出しています。

rarerawという名前の由来は、エッセンスを意味する「Rare」と「Raw」を組み合わせたもの。「生」の素材を使用し、エッセンスだけを抽出することで特別な結果を生み出すことを意味しています。パウダーコーティングのメタルやレーザーカットのパーツなど、現代的なミニマリズムのエッセンスを体現する素材を使い、クリーンな美しさと柔軟性を強調した家具などで知られています。

韓国で、いま最も勢いのあるブランドの一つと言っても過言ではありません。

rareraw image 1 rareraw image 2 rareraw image 3

—— rarerawとのコラボレーションが始まったきっかけは?

竹内
2023年10月に韓国に行く機会があったのですが、そのときにrarerawのMERGEシリーズを店頭で見かけ、とても素敵なテイストのアイテムだな…と思ったのが出会いです。rarerawのPOP UPが有名デパートで開催されていて、holderとbookendを購入したんですが、その際「今後何かコラボレーションができるといいですね」とアプローチしました。

その後、時間を置かずにrarerawから連絡があり、コラボレーションの実現を考えたいということをおっしゃっていただきました。少しずつオンラインミーティングなどを行っていくなかで、2023年の年末にrarerawの社長がMOHEIMのショールームに来てくださいました。そのとき、rarerawの10周年を記念する一大プロジェクトの話を伺い、そのプロジェクトに加わってほしいとオファーをいただきました。

rareraw MOHEIM collaboration

—— それがデザインコラボレーションプロジェクトの『10 COLORS』ですね。

rareraw
rarerawの10周年を記念する、家具デザインコラボレーションプロジェクト【10 COLORS】は、グローバルデザインスタジオおよびブランドをパートナーに、多様な視点を通して、10種類のユニークな個性をスチールおよび金属で表現するものです。rarerawの製品づくりのノウハウと、10組のデザイナー/ブランドの斬新なデザイン・アプローチが融合することでスペシャルな生活用品を生み出すことが目的です。

韓国のデザインスタジオだけでなく、世界的に活躍するデザイナーにも声をかけ、BIG GAMEやFORM US WITH LOVEといった海外のデザインスタジオも参加しました。日本からプロジェクトに参加したのはMOHEIMだけです。

10colors - World of RARERAW

—— MOHEIMのSWING BINを10 COLORSの一つに選んだ理由を教えてください。

rareraw
MOHEIMのミニマルなデザインディレクションとrarerawのスチールの魅力はとてもよく融合すると思ったからです。

MOHEIMは日々の暮らしで使うアイテムを美しくデザインするブランドです。独特のミニマルな美意識がデザインに表れていると思います。

もともと、SWING BINそのものではなく、新たにゴミ箱のデザインをお願いしようと考えていましたが、MOHEIMのシグネチャーアイテムを新しい形で見せた方が意味があると思い、方向転換しました。

そして、SWING BINというMOHEIMのベストセラーを違った素材で作ることで、新しいフィーリングが生み出されるということも理由の一つです。

今回のMOHEIMとのコラボレーションを通して、rarerawというブランドを日本で知ってもらい、また韓国のユーザーの方々にも受け入れられればと思っています。

—— プロジェクトがスタートしてから、最初にMOHEIMが提案したのはどういった案でしたか?

竹内
rarerawは金属の可能性と素材感を十分に引き出して、今までにないような表現で洗練されたアイテムを生み出すブランドです。

なので、ミニマルを突き詰めたゴミ箱を改めて金属で作るということになったとき、まず最初に、パンチングメタルで作ってみるのはどうか、と考えました。

スチールでありながら重量を軽減でき、軽やかな表情が特徴のパンチングメタルを使用することで、既存のABS樹脂のモデルとは違う新たなSWING BINを表現できると思ったんです。

rareraw MOHEIM SWING BIN perforated metal image実際にプロトタイプを製作してもらったのですが、残念なことに、正確な円柱を作ろうとすると精度が出ず、実現は不可能という判断となりました。

rareraw x MOHEIM – SWING BIN special collaboration model – 後編」へつづく

 


ABOUT rareraw

reraraw logo

rarerawは、「rare(希少な)」と「raw(本質)」を組み合わせた名前で、原料のエッセンス(本質)だけを引き出し、特別な結果(製品)を創り出すという意味です。

rarerawは、好奇心をそそるようなディテールで私たちのライフスタイルに小さな変化を生み出します。

製造過程における持続可能性を考え、デザイナーやメーカーとの様々なコラボレーションを通してユニークな製品を世に送り出しています。