美和 小織
美和小織(インテリアデザイン事務所 LITTLE主宰)
インテリアデザイナーとして国内外で活動する美和小織さんのMOHEIM OWN STORY。
2023年に発売されたHANGER RACKを愛用してくださっています。
MOHEIM OWN STORY vol.20
—— 美和さんはさまざまな空間のデザインを手掛けていらっしゃいますが、インテリアアイテムを選ぶときに心がけていることを教えてください。
インテリアデザイナーの仕事はインテリアエレメントを自ら設計すること、また選ぶことです。自分のために選ぶ場合には、好奇心をもって迎えられるものかどうかを基準にします。それから非常によくものを観察しています。
—— ご自宅をデザインされたときはいかがでしたか?
自宅をデザインした際、空間構成やキッチン、棚などの造作家具は自身で設計しましたが、そこに置かれるプロダクトは自分以外の誰かのデザインを集めて楽しんでいます。インテリアエレメントを加えたり、移動したり、組み合わせたり、使い方を工夫することはいつでも実験であり喜びです。
—— HANGER RACKを使ってみての感想をお聞かせください。
HANGER RACKは用途が形になったプロダクト。必要な形が最小限の部材で構成されています。このプロダクトを印象付けるのは貫となる水平材が1辺に絞られているところ。すこし緊張感を帯びた脚まわりの印象はとても軽く、置き場所を選ばずに空間や洋服の背景になります。洗面室などリネンやシンクの周りに置くと、マットブラックのスチールパイプが凛々しく、そして便利に使うことができます。
—— HANGER RACKのほかにも、MOHEIMのアイテムで気になっているものはありますか?
TIN BOXとTIN CANISTERです。 たくさん買い揃えて壁面を構成してみたいです。造形と素材の組み合わせが秀逸で、「物」として美しいです。
—— 美和さんが創り上げるTINシリーズで構成される壁面、見てみたいです。最後にMOHEIMへのコメントがありましたらお聞かせください。
MOHEIMは静かな佇まいながら「デザインの新しいスタンダードを作る」べく、躍進するブランド。福井県のクラフトマンシップや伝統技術がブランドと共にあることを知って、嬉しくなりました。わたしは学生時代に手漉きの襖紙を習得するため越前和紙の工房に滞在しました。伝統や産業をベースにデザイナーができる事とは何か、それ以来ずっと考えています。
Profile
美和 小織 Saori Miwa
インテリアデザイン事務所 LITTLE主宰。
国内外で多岐に渡るデザインを展開。近作に「按田餃子パワー店」「HOUSE IN GRAY」「Institut français for EETY studio」「Lemmikko Atelier」他
Item information