NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS × MOHEIM - 前編
ニコライ・バーグマン氏もインタビューに答えていただきました。
ありのままの箱根の自然を最大限に生かしながら、ニコライ・バーグマンがデザインするガーデンとして唯一無二の場所を目指す「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」。
MOHEIMとのコラボレーションで生まれたのは自然を思わせるグリーンのSTONEWARE MUGとCOLOR DROPSです。
MOHEIM STORY
竹内
MOHEIMにはNICOLAI BERGMANN 社からご連絡いただきましたが、MOHEIMのことを知っていただいたきっかけを教えていただけますか?
平田
「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」内で使ったり販売したりするアイテムを、オープン前後にいろいろと検討していたんです。箱根 ガーデンズに合う素敵なものはないか…と探していたときにMOHEIMに出会いました。
ニコライ・バーグマンはデンマーク出身で、デンマークには「ヒュッゲ(hygge)」という言葉があります。日本語では表すのは少し難しい言葉なんですが、居心地のいい空間に満足感を感じることや、小さなことに幸せを感じるときに使われるんです。たとえば、鳥の声を聞いて「あー、ヒュッゲー」とか、友人との会話の後に「ヒュッゲだったね」というような感じでよく使います。
佐々木
箱根 ガーデンズでもそんな「ヒュッゲ」を感じてもらえる場所となることを目指しています。実際に箱根 ガーデンズで使うアイテムからも「ヒュッゲ」を感じていただきたいと思い、一番お客様に手に取ってもらえるものはマグだろうと考えたときに、MOHEIMのSTONEWAREのMUGがぴったりなのでは…と選ばせていただきました。
平田
箱根 ガーデンズには、幅広い世代のお客様が来られます。大人にも子どもにもちょうどよい大きさであることや、持ちやすさについても考えました。
あと、ニコライ・バーグマンは自然が大好きなので、STONEWAREの外側のクレイっぽい質感もきっと気に入ると思いましたね。
佐々木
実際にニコライにはじめて見せたとき、すごく気に入ってました。
竹内
そうだったんですね…!嬉しいです。
平田
デンマークの人たちは日本のプロダクトにリスペクトを感じていますし、逆に日本人も北欧のものに対して同じように考えていると思います。なので、どこかつながるところがあるんでしょうね。
竹内
コラボレーションモデルは箱根 ガーデンズ限定のオリジナルカラーとなるグリーンで製作しました。この色にこめられた想いについてお聞かせください。
佐々木
「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」は、ニコライが8年以上ずっと頭の中で構想を練り続けていたものがついに具現化した場所なんです。いままでのニコライ・バーグマンのブランドとは180度違うと言ってもいいようなコンセプトで誕生しました。フラワーアレンジメントや花というよりも、人と自然がニコライの世界観を通してつながる唯一無二の場所を目指しています。ここを訪れる人には箱根の大自然を存分に体感してもらえるところが魅力だと思います。
その土地を手に入れたときはクマザサしかない単なる山のようなところでしたが、ニコライとスタッフたちだけで「手づくり」で仕上げていったんです。業者に頼んだのは、給排水と電気設備ぐらいでしょうか。
ですので、自然を象徴するグリーンという色を箱根 ガーデンズはすごく大切にしていて、ロゴもグリーンにしています。実際に箱根に来てくださったらお分かりになると思いますが、本当に「グリーン」の世界なんですよ。
コラボレーションモデルのMUGもこのロゴのグリーンに合わせた色にしていただくため、何度も何度も試作を重ねて作り上げていただきました。ぴったりの色に仕上げてもらって、我々としても本当に満足しています。
竹内
ブランドコンセプトとなるカラーは大切ですから、忠実に再現するまでに調整を何度も重ねました。喜んでいただけてよかったです。ニコライさんは、完成したMUGをご覧になっていかがでしたか?
ニコライ
デザインがとてもシンプルなんだけどかっこいい…そのシンプルさが好きですね。
それと、いつも花をアレンジするときに、表や裏を結構意識するんですが、同じようにこのMUGは内側はツヤがあるけれど外側がマットなテクスチャというところも気に入りました。
色を箱根 ガーデンズにぴったりの色に仕上げてくださっていますね。この3つの点が私個人的にも心に響いたポイントです。このようなアイテムができて、本当によかったです。
佐々木
ちなみに箱根 ガーデンズで味わえるカフェメニューのイチオシは、このMUGでお出ししているコーヒーですね。豆にもこだわってOVERVIEW COFFEEの[EARTHRISE]を提供しています。
MUGもこのコーヒーもお土産として購入いただけるんですが、来園される方からも人気です。
我々のスタッフも、MUGを見た瞬間に「かわいい!」と口々に言ってまして、とても高評価です。あと、まだ店舗では1つも割れることなく使われていて、強度も素晴らしいですね。
「NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS × MOHEIM – 後編」へつづく
NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS
ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズは、箱根の大自然が宿る広大な土地を生かしてニコライ バーグマンチームが全て一から作り上げたガーデン。
原生林で覆われていた未開の地を整地し、歩道や階段、グラスハウスであるパビリオン、そしてカフェであるNOMU hakoneまで全て自分たちで作り上げています。
ありのままの箱根の自然を最大限に生かしながら、ニコライ・バーグマンがデザインするガーデンとして唯一無二の場所を目標としています。
特有の色や香りのある独自の自然が生きている箱根。
ユニークな生態の保全を第一に、「ニコライ バーグマン 箱根 ガーデンズ」は日々、自然と融合できる機会を提供し、癒しと新しい発見、インスピレーションを得られるような場所を目指しています。
https://www.instagram.com/nicolaibergmann_hakonegardens/
https://www.nicolaibergmann.com/
https://www.instagram.com/nicolaibergmann/
ニコライ・バーグマン Profile
最も有名なフラワーアーティストの一人として知られる、デンマーク/コペンハーゲン出身のニコライ・バーグマン。
日本独自の伝統、文化、風土から得られるインスピレーションを最大限に生かしながら、和と洋を融合した独自のデザインで日本を拠点に20年以上活動。
代表作は、2000年に誕生したフラワーボックスアレンジメント。瞬く間に日本中で大ヒットし、今や世界中でフラワーギフトの定番となっている。
有名ファッションブランドのプロダクトデザインやクリエイティブディレクションなども多く手掛け、フラワーアーティストの幅をさらに広げた活動を展開している。