塚本 太朗
塚本 太朗(リドルデザインバンク代表)
デザイン、ショッププロデュースやMD、地方のリブランディングなどを手がける塚本太朗さんのMOHEIM OWN STORY。
MOHEIM OWN STORY vol.11
—— 塚本さんのオフィスにお伺いして、とても個性的かつ刺激的な空間だと一歩足を踏み入れて感じました。インテリアアイテムを選ぶときに大切にしていることを教えてください。
仕事の買い付けでドイツやオーストリアに行くこともあるのですが、目についたものを直感で選ぶことが多く、とにかく気に入ったものを買って自分の空間にそろえています。ギフトなどでインテリアアイテムを選ぶときは、贈られる側のことを考えることもありますが、それでも直感的な部分が多いかもしれません。
—— この空間を作り上げるうえでの「自分らしさ」とはなんでしょう?
自分らしさがあるとしたら「ごちゃ混ぜ感」ですかね。ご覧のとおり、僕のオフィスはごちゃごちゃしてます(笑)。小さい頃はおもちゃ屋さんになりたかったので、それをオフィスで完全に体現してます。訪れた方はみなさん必ずキョロキョロしますね(笑)。
でも、整理整頓はしているんですよ。
—— 塚本さんらしさが、存分に現れているのは間違いないですね。そんなオフィスで使っているのは、SWING BIN gray/grayとWIRE BASKETです。
ごちゃごちゃの中でも、スタイリッシュなイメージのMOHEIMアイテムを愛用しています。
SWING BINは円柱をスパッと切ったようなスタイリッシュさから、ゴミ箱とは思えないフォルムがステキだなと思ったのが第一印象でした。ウォルナットとメープルのフタのものもありますが、僕としては本体とフタが同色の方が好きだなと思ってこちらをチョイスしました。
WIRE BASKETを選んだ理由は、第一に、僕自身がとにかく入れ物好きなこともあり、書類でもタオル類でもガッと入れて持ち運べるし、見せる収納として重宝しそうと思ったからです。
—— ほかにも、MOHEIMのアイテムで気になっているものはありますか?
レザーのTISSUE COVERも気になっています。
—— MOHEIMというブランドは、塚本さんのなかでどのようなイメージでしょうか?
MOHEIMは、スタイリッシュでクールながら、1つ1つのアイテムにこだわりがある素敵なブランドだなと思います。デザインはもちろん、北欧あたりで使われそうな淡い感じのカラーリングが多いので、国内ブランドとは思わず、最初は海外のブランドかと思っていました。
魅力に感じるのは色のトーン、淡い色の使い方…例えば、ピンクでもすごく色味がやさしいところなどですね。TIN CANISTERやTIN BOXにしても、色の使い方がすごくいい。
—— 塚本さんは、とても長くMOHEIMというブランドに関わり、懇意にしてくださっています。
「単純に好き!」という気持ちが大きいです。
初めてMOHEIMを知ったのは展示会のIFFTだったと思うのですけど、初めは海外のブランドだと思ったんです。コンセプトや背景、それにカタログの作りまですごくしっかりしているので、そこにも惹かれました。前職のTHE CONRAN SHOPにいた経験から、色々なインテリアショップにあったらいいなと思ったことも覚えています。お店に置くだけではなくPOP UPとかでもすごく映えるブランドだと思いました。
ブランドディレクターの竹内氏は、骨太ながら細かいところまで気を遣っているのがわかります。こだわりも強くて、色や形、パッケージの細部まですごく考えて作っていますし。MOHEIMにそれが全て活かされている…と思っています。
—— MOHEIMの今後に期待することがあれば、ぜひお聞かせください。
デザイン性など、ブランド自体が海外でも受け入れられるとすごく思っていますし、これからも常にチャレンジしていってほしいです。
Profile
塚本太朗 (TARO TSUKAMOTO)
THE CONRAN SHOP退社後、リドルデザインバンクを設立。商業施設や駅ナカのショッププロデュースをはじめ、地方活性化のための商品企画からトータルディレクションをする傍ら、ドイツとオーストリアから買い付けたオンラインショップ「マルクト」も運営。著書に「マルクト」(プチグラ)、「ウィーントラベルブック」(東京地図出版)、「エコバッグ・ブック」、「ウィーンこだわり旅ブック」(産業編集センター)など。「CLUEL」、「ONKUL」で連載中。
www.riddledesign.cc
Instagram: @tarocomputer
Profile photo by Takashi kato