YMY × MOHEIM - 後編
MOHEIMとYMYのコラボレーションモデルとしてWATER BOTTLEが選ばれた理由や、両ブランドが共通して抱くプロダクトのこだわり、ものづくりへの想いを、商品企画に携わる今井章季世氏とMOHEIMクリエイティブ・ディレクター竹内茂一郎が語ります。
1690年(元禄三年)創業、玉露を発明し、日本茶のティーバッグを日本で初めて発売した、日本最古の煎茶商「山本山」。
そのプロデュースで、2026年に「YMY」が誕生しました。「玉露をこころとからだに」をコンセプトに、さまざまな自然素材を使ったアイテムやメニューを通して、自分自身を見つめ直す時間を提案するブランドです。
このYMYのティーウェアとして販売されているのがMOHEIMとYMYのコラボレーションモデルの「WATER BOTTLE」。
この特別モデルについて、商品企画に携わる今井章季世氏とMOHEIMクリエイティブ・ディレクター竹内茂一郎が「YMY GYOKURO TEAROOM」で対談。WATER BOTTLEが選ばれた理由や、両ブランドが共通して抱くプロダクトのこだわりと、ものづくりへの想いについて語りました。
MOHEIM STORY
今井
ちなみに、お茶の世界では「水色(すいしょく)」といってお茶の色も大事なポイントで、お店で出すときはやはり器は白に近いものを使用します。ですので、MOHEIMのWATER BOTTLEは本体の色が純粋なクリアじゃないという点を、ほかのスタッフから指摘を受ける機会がありました。でも、私たちは「このボトルがいいんです」と説明しました。純粋なクリアだと、携帯しているときに汚れが気になったり、中に入れる飲みものの色がそのまま見えたり…そんな不安を軽減する意味でもMOHEIMのボトルはYMYにぴったりだとアピールしました。
竹内
ボトル本体の調色については、何度も工場に足を運んで、微妙な色や柄の出方を調整したんです。そのこだわった色味がYMYのブランドイメージにもぴったりなのだと周囲を説得してくださって…今井さんのお話を聞いて、デザイナーとして本当に嬉しいです。
今井
一生活者目線で考えることも重視していて、自分自身が等身大で「持ちたい、買いたい」と思えるものをYMYから出したいよね、と商品企画のメンバーとは話していました。MOHEIMのWATER BOTTLEを見つけたのは、休日に気分転換を兼ねて訪れたとあるお店での素敵な出会いでした。
竹内
WATER BOTTLEを実際に購入してくださったんですよね。ありがとうございます。

今井
さらに調べていくなかで、アイテムのデザインや佇まいだけではなく、共感する部分はMOHEIMの世界観にもあることを知りました。
素材へのこだわりとか、クラフトマンシップを取り入れたものづくりだとか—「本物にこだわっている」というところが、山本山が創業からずっと考え続けている「本物へのこだわり」にすごく通ずるところがあることに気づきました。手に取ったときのきっかけが、この「納得」に変わったことは大きかったと私は思っています。
竹内
MOHEIMのWATER BOTTLEを好んで使ってくれている方は、30代前後の女性が多いのかな…と思いますが、ターゲットとする世代もYMYとはリンクしているような気がします。
今井
YMYがお茶の楽しみ方を提案するという目的を掲げるなかで、その楽しみ方を一番求めている人は誰だろう、と社内で検討しました。挙がってきたのは「等身大で働いている20代後半から30代くらいのライフステージの変化を控えた世代」。まだ少しゆらゆら揺れ動いているけれど、少しずつ自分に自信を持ち始めた段階を迎えた女性にフィットしそうだなと感じています。
竹内
社会経験を積んで、少し落ち着いてきた世代、そして、自分の仕事を徐々に確立しつつある世代、ですね。
今井
実際に社内でもトークセッションを開催し、スタッフの悩みやその解決方法を聞いたりしました。その回答を紐解いていくと、結局、老若男女、世代を問わず共通していることに気づきました。そこで、まずは私たちがターゲットとする方々に知っていただくことで、より玉露やお茶の楽しみを広げられるのではないかと考えています。実際に20~30代の方がECサイトで購入してくださっていて、今まで「山本山」を知らなかった層に認知してもらえているという実感があります。
WATER BOTTLEが持っている、丸みのあるフォルムを持つことで安心するとか、この色のものが視界にあることで気持ちがなごむとか…香りも同様に、人によって感じ方はその時々で違うこともあるかもしれませんが、なにかしらの「心地よさ」や自分自身が「整うこと」を感じられるものを提案したいですね。

竹内
YMYというブランドの「これから」についても少しお聞かせいただけますか?
今井
GYOKURO TEAROOMは、YMYの「体験の場」であり、フラッグシップショップです。普段の生活より少し気持ちが上がるような感動を味わってもらって、その体験を人に伝えてもらえるような場所でありたいなと考えております。なので、足を運んで「行きたい」って思ってもらえる場所にしていきたいです。
例えば、YMYのティーバッグをプレゼントされた方が「気になる」「行ってみたい」と思ったり、実際に来てくださった方が今度は家族や友人と一緒にまた来ようと思ったりしてもらえるスポットになればいいなと考えています。
また、知らない世界の扉を開く場所、というような感じで、お茶の世界を楽しんでいただける場所にしたいなと思っています。今後は、他のエリアでもこのような体験の場を作っていくことで、この世界観を知っていただく機会を増やしていきたいなという想いもあります。

竹内
YMYの今後の展開や広がり、とても楽しみです。
今井
こちらのTEA ROOMでMOHEIMとのイベントも、ゆくゆくはできればいいよね、と話しています。このボトルの開発の段階で、MOHEIMのみなさんとはじめて直接お会いして話したとき、そんな将来の話ができたのも、とても嬉しかったことを記憶しています。
竹内
MOHEIMが持つ哲学や、アイテムの色味、素材感など、YMYさんとすごく親和性があると感じていますので、お互いのブランドの世界観を高められるようなイベントができるといいですね。楽しみにしています。
ABOUT YMY

2026年に東京で誕生した、「こころとからだにうるおいを届ける」ブランド。
テアニンやカフェイン、カテキンなど有効成分を豊富に含む「玉露」をはじめ、さまざまな自然素材を使ったアイテムやメニューを通して、自分自身を見つめ直す時間を提案する。
プロデュースを手がけるのは、1690年(元禄三年)創業の老舗「山本山」。玉露を発明し、日本茶のティーバッグを日本で初めて販売したことで知られる茶商。使用する玉露は、山本山のルーツである、京都産であることにこだわる。長年培ってきたブレンド技術(合組)を現代のライフスタイルに合わせてアレンジし、新しいジャンルのお茶を生み出している。
二子玉川の「YMY GYOKURO TEAROOM」では、玉露ハーブティーの試飲や販売のほか、お茶に合うフードやスイーツも提供。その日の気分に合わせて自由に選び、自分だけの組み合わせを楽しむことができる。
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